MBAを目指す30超えの化学人のブログ

逆境の31歳ですが、私費でMBA目指します

社費選考(の失敗)について

あまり世の中で聞かない、社費留学の選考に失敗した自分の体験を。


私は現在あるメーカーで働いています。現時点で3年半経ったところです。前職では技術系職として、5年と少し働きました。前職の企業においても、3年経った人が社費で海外の大学院へ留学などができる制度がありましたが、実質研究部門のみに門戸が開かれていたような形でした。

一方の現在所属する企業では、MBAに派遣する制度がありました。今年からなくなったようですが。。

私が入社した際の基準は、3年目以上、TOEIC800ぐらいだったかと思います。その当時、私は自分がMBAを目指すとはつゆも思っておりませんでした。ただ、当時からやりたかったこととしては、新しい製品を作り出すことで、それがなかなかできずにモヤモヤしたものです。具体的には、世の中のニーズを予測するとして、メガトレンドを見たとしても、具体的なアイデアや技術に落とし込めませんでした。逆に技術を極めようにも、方向性がわからないというような、普通の悩みでした。


転職して2年目になった時に海外MBAの募集要項が変わり、30歳以下でTOEIC900以上or TOEFL90以上になりました。MBAなんて考えたこともなかった自分に対し、上司が応募を勧めてきたのを記憶しています。そこから苦行が始まったのですが。。この時自分は29歳で、とりあえず何もわからないまま思いの丈をエッセイを書き、サクッと書類で落ちました。残念。新入社員が毎年700人ぐらい入るので、単純計算で6000人ぐらい30歳以下がいるのに対し、派遣されるのは2人だけなので、もう少しきちんと頑張れば良かったのですが、MBAをよくわかっていなかったこともあり、適当に書いてしまったのが原因です。リサーチをきちんとすべきでした。。


その次の年。前年落ちた後、MBAについて調査し、行きたい気がかなり昂っていたので、気合を入れて取り組みました。基準として30歳以下、IELTS7.0、TOEFL100となることは事前に知っていたため、8月までTOEFLを、12月までIELTSを受験し、11月に辛くもIELTS7.0に到達したため、社費に応募できる資格を得ました。

そこで、迷いましたが、某I社でエッセイEarly Birdプランと言うのがあり、かなり(5時間で、他のカウンセラーの10時間分近くです汗)高かったのですが、カウンセラーと契約しました。そこの差も、社費に選ばれた場合にはお釣りが来ると考えたのです。

並行して、社内のアドレス検索システムを使い、社費でMBAに在学中の先輩とコンタクトしました。(MBAと入力すると、海外MBAの部署が出てきたのです。)

まずカウンセラーからは、社費のためには自部署の課題、強み、また全社の課題、方向性を把握しなさい、と言われました。当然と言えば当然ですね。

また、MBA受験に関しては、新規事業だけでは弱く、どのようになりたいか、世の中をどうしたいか、というところを考えなさい、と言われました。レジュメに関しても、マニアックすぎるからピンとこない、と。

これらのアドバイスは基礎もできていなかったので有り難かったですが、にしても高かった…

一方、先輩方からは、ご自身達の経験からのアドバイスも多く、とくにHECに在学中だった先輩には、社費エッセイを何往復もさせていただき、かなり見ていただきました。

またさらにその方の先輩の方にも見ていただき、最初よりはかなり見れる内容になっていたと思います。

カウンセラーよりも先に先輩方と色々やるのが良かったのかな、と今は思います。

ただ、当時はどうするかもわからず、身近に先輩もいなかったので、なんとか行き着いたというような状態でした。


最終的に、3人の先輩に見ていただき(1人の方は提出日に見せて少しわかりづらいと言われましたが…汗)、提出いたしました。


そして二週間後、書類落ちの連絡を貰い、協力いただいた皆さんに感謝と自分の不甲斐なさのお詫びを申し上げて終了しました。


その際に、諦めるのではなく私費でもMBAに行ってみたい、社費では受からなかったけれども、何とかトップスクールに受かってやろうと、そう思ったのであります。